Versus』(ヴァーサス)は、 Mr.Childrenの3枚目のアルバム1993年9月1日(当時桜井和寿23歳)トイズファクトリーより発売。
 
偶然だね こんな風に 会うたびに君が変わってく
見慣れないそのピアスの せいなのかな ちょっとだけキレイだよ

彼になる気もなくて 責任など さらさらさ
でもね 少し 胸が苦しい

何気なく なんとなく 他の誰かに
君を染められるのが 気にかかる
かなり勘の鋭い 僕の彼女を 怒らせるのも
なにか違ってる

燃えるような恋じゃなく ときめきでもない
でもいつまでも君だけの特別でいたい

本当に手に負えないよ 
天気予報より 嘘つきで
青空の中に映る 調子いい君のあの笑顔

口さえなきゃ誰もが 振り向くようなスタイルで
人をその気にするのがうまい

気がつけば いつも 巻き込まれてる
いつも君のペースだけど 楽しくて
昔 野球で鍛えた 君の彼氏に
殴られるのも 何か違ってる

それでもね 時々は 電話しておいで
昼間でも 夜中でも 遠慮はいらない

悲しい出来事に その笑顔を奪われたら
探しに行こう あの日のように

振り向けば 心の隅に 君がいて 
I wanna smiling your face
いつも それだけで 
投げやりな 気持ちが 空に消えてくよ
でも愛してるとは 違ってる

ちっぽけなプライドも 遠慮もいらない
束縛や やきもちは ちょっぴりあるけど

燃えるような恋じゃなく ときめきでもない
でもいいじゃない それもまた一つの Love Love Love

概要

前作『Kind of Love』から約9ヶ月ぶりのアルバム。

初回限定盤はシースループラスチックケースにCDトレイと大型歌詞カードが収められており、ジャケットは3D仕様となっている。アートディレクターは信藤三雄。

アルバムタイトルは、異なるタイプの曲(奇数番号の曲は少し暗い曲、偶数番号の曲は明るい曲)が対(Versus)になるように交互に並べていることに由来する。

小林が楽曲制作(特に作曲)に関わった曲が過半数となっているほか、鈴木がボーカルを担当する曲が存在するなど、本作以降には無い内容のアルバムとなっている。

オリコンチャートでは初登場3位で自身初のトップ3入りを果たし、累計売上は約80万枚を記録した。

本作発売後にライブツアー「'93 Versus Tour」を開催。このツアーで初めてコンサートパンフレットが作成・販売された。

収録曲

  1. Another Mind
    後にドキュメンタリー映画「Mr.Children / Split The Difference」で演奏された。
  2. メインストリートに行こう
    当時のライブでは盛り上げ曲として歌われていた。
  3. and I close to you
    前曲から間を置かずに始まる。後に「CROSS ROAD」のカップリング曲として収録された。
  4. Replay
    3rdシングル
  5. マーマレード・キッス
  6. 蜃気楼
    歌詞に登場する「気狂いピエロ」はジャン=リュック・ゴダールの映画のタイトルから。
    「きぐるい」と歌っているが本来の読みは「きちがい」である。
  7. 逃亡者
    ドラマーの鈴木がボーカルを担当している数少ない曲で、インストゥルメンタルを除くとMr.Childrenでは桜井が作詞・作曲・ボーカルに関わっていない唯一の曲である。
  8. LOVE
    「抱きしめたい」の続編で、中川の友人がこの曲の歌詞を卒業論文のテーマにしたという。
    後にベストアルバム『Mr.Children 1992-1995』にも収録された。
  9. さよならは夢の中へ
  10. my life
    歌詞に登場する「62円」は当時の封筒での郵便料金のことである(定形25gの料金、1989年4月1日の消費税試行(当時60円)から1994年1月24日までの値上げ(現80円)まで)。
    失恋ソングであり、鈴木は女の子にフラれる度に「俺ってまたmy lifeしちゃったよぉ〜」とぼやいていたらしい。
    後にベストアルバム『Mr.Children 1992-1995』にも収録された。
  • 作詞:桜井和寿(#1-5,8-10)、小林武史(#7)、桜井和寿 & 小林武史(#6)
  • 作曲:桜井和寿(#1,4,8,10)、小林武史(#7)、桜井和寿 & 小林武史(#2,3,5,6,9)
  • 全楽曲編曲:小林武史 & Mr.Children

出典

  1. ^  Mr.Children 1992-1995』ライナーノーツ